奈良の鹿

奈良市の若草山麓に広がる都市公園である「奈良公園」の鹿は有名である。
奈良と言えば「鹿」と言っても過言ではないくらい・・。

なぜ奈良には鹿なのか・・・・。

春は桜の名所にもなるこの奈良公園は、大部分が芝生で覆われ、約1200頭に上る鹿が徘遊している。
国の天然記念物に指定されている野生動物で、奈良の観光資源としても重要な役割を担っている。
では、なぜ奈良には鹿なのか・・・・。
鹿は春日大社の神使であり、春日大社創建の際、茨城県にある鹿島神宮の祭神・武甕槌命が神鹿に乗ってやってきたと伝えられているからだそうだ。
このように、神格化された奈良の鹿は古くから手厚く保護されてきており、国の天然記念物であることから、現在でも無許可での捕獲や傷痍行為が罰則をともなって禁止されている。
しかし、戦中から戦後しばらくの間は食糧確保のため狩られ、その結果頭数が二桁まで激減した時期もあったという。
鹿寄せ(1月29日 - 3月11日までの毎日)
鹿の角きり (10月上旬の土日祝)
など、鹿に関する行事も行われる。

「鹿せんべい」

この鹿に与える、「鹿せんべい」も有名である。
これは、奈良の「鹿愛護会」が、製造販売しているもの。公式のものは、鹿のマークが入った証紙でせんべいを束ねているらしい。 一部で非公式の鹿せんべいも販売されており、これらは無地の紙でせんべいが束ねられているとか。
米ぬかと穀類でできていて、砂糖を使用していないので鹿に優しい餌となっている。 人間も食べることができるらしいが、無味。
鹿はこの「鹿せんべい」が自分達のためのものとわかっているようで、売店で観光客が購入しているのを見つけると寄ってくるらしい。ここで、束ねている証紙をはがすのに手間取ったり、鹿をじらしすぎると「頭突き」をしてきたり、前足で蹴られたりすることもあるというから「手際」が肝心である。 しかし、販売中のせんべいを狙ったりはしないというから、お行儀がいいのであろうか・・。

おきにいり

飛ばしてみよう!鹿せんべい!

1993年以来、「鹿せんべい飛ばし大会」なる大会が行われている。
参加料は300円。 大会では大会用約20センチの特製サイズのせんべいが使われ、「鹿の角のトロフィー」も用意されている。
「投げたせんべいを鹿が食べてしまった場合、その鹿の右前足までの距離を記録とする」
「鹿せんべいが割れた場合、最長距離で止まったものを測定」
「大人、子供、男女の区別なく競技してもらう」
「計測済みのせんべいは鹿が食べるのでそのままにしておく」
などのおもしろいルールがあるらしい。

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